登場人物
※声優は特に記述がない限り、TVアニメ版を記載。CDは全てTVアニメ以前のCDブックのキャストを記載。
- 戒=玖堂(カイ・クドウ)(声:泰勇気、幼少時は高木礼子/緑川光(CD・OVA))
- 本作の主人公。超能力者保護を行う企業「アシュラム」の能力者部隊に所属していた。ガルドでのゲリラ掃討作戦から状況が一変。様々なトラブルが重なる中で勇基や明日香らと出会い、軍を抜け出す。知らなかった真実を目の辺りにする中でアシュラムへ疑念を抱き、妹の光流を取り戻そうとする。繊細で心優しい性格だが、優柔不断で現実が見えていない。曳士達研究チームにより人格改変や記憶修正を受けていたらしく(彼ら曰く、戒には書き換えが出来ず、塗り替えしかできない)それらが解けた現在一人称が僕からオレに変わるなど、性格や言動に大きな違いが見られる。その能力は、戒自身が所持するレセプター能力を利用し、曳士達が光流の能力を移し代えた物である。その力の強大さ故に、長い間抑制され続けていた。しかし、ゲリラ殲滅戦以降、アシュラムによる力の抑制がされなくなったためその力は現在、圧倒的なまでにふくれあがっている。レセプター能力が完全に覚醒してからは、精神感応力が使えるようになった。しかしその反面、有機物(生物)を遺伝子のような形状でしか見ることかできず、そこにいるのが人間なのか、その他の動植物なのか、人であっても誰なのかが認識できないという弊害も出てきた。
- 明日香=篤川(アスカ・トクガワ)(声:小林沙苗/池澤春菜(CD・OVA))
- ガルドに流れ着いた戒を救った動物好きの心優しき少女。幼い頃に孤児としてガルドをさまよっていた所を勇基に拾われ、彼を義兄として慕う。殺人的なまでに料理が下手。しかしマリアが同棲するようになってから「少しは進歩した」との事。それ以外でも様々な場面で天然ボケとトラブルを連発する。後に、相手の心を感知し、自らの心を相手に伝える精神感応力を持つ能力者である事が判明する。戒に好意を寄せている。
- 勇基=篤川(ユウキ・トクガワ)(声:松本保典/小野坂昌也(CD・OVA))
- ガルドで「便利屋」を営む青年。ゲリラの主導者・衿宮から「カルヴァリオの秘蹟」の発見を依頼され、明日香が戒を発見してから生活は一変。招かねざる客が次々と押し寄せ、教会から次期教皇に指名されるなど、混乱の日々を余儀なくされる。当初は他の人間同様に能力者を毛嫌いしていたが、戒やゲリラのマリアと言った能力者達との接触と、浅倉に能力者について師事する内に、能力者への偏見をなくしていっている。義妹の明日香をとても大事にしており、能力者である事が判ってからはなんとしても彼女を守ろうと決意する。愛用している銃はコルトパイソン357マグナム。占い師(本業は情報屋)のサラ曰く「女子供には手を上げない」などと言っていたらしい。“良い人”に見られるのが苦手で、他人を挑発するような物言いをすることが多いが、明日香はその真意を察することができるようである。マリアに好意を持ってからは、彼女に対する態度を徐々に軟化させている(恋愛感情を明確に自覚し、意識的に態度を軟化させるのはジュマに指摘されてから。それ以前のマリアを気遣うような行動は、無意識にとっているものと思われる)。
- マリア(声:平松晶子)
- ゲリラの一員で育ての親の衿宮を「おじい様」と慕う能力者の女性。彼の悲願である「カルヴァリオの秘蹟」の発見のために明日香を攫うつもりだったが、マキシムの強引なやり方に反旗を翻し、勇基と明日香を同行させてアジトへ戻る。しかし、辿り着いた頃にはマキシムらの手によって衿宮は殺されており、アシュラムに復讐を誓う。その後勇基の家へと彷徨いこんで居候する。同居人の戒をアシュラムの軍人と知り激しく憎み殺そうと考えていたが、ある仕事を境に徐々に関係は氷解。趣味はタロット。ジュマ曰く「戒に惚れている」。
- ジュマ・ダルヴァザルク(声:福山潤、幼少時は南央美)
- 養父が経営しているガトーヴィ社のE部門製品開発室長。専門は工学で、能力者の研究に興味を示している。自らが開発した対能力者用兵器の実験のため能力者が集まるガルドへやってき、勇基と戒に護衛を頼んだ。ロマンチストで、明日香に一目惚れしてしばしばアプローチをかける。当初は義父に対して距離を置いていたが、明日香の「ちゃんと話をしないと」と言う言葉で義父と和解している。
- 曳士=鷺宮(エイジ・サギミヤ)(声:高瀬右光/三木眞一郎(CD・OVA))
- アシュラムの能力者研究チームのチーフであり、能力者部隊の指揮もしている。茅=一美とは同期でありアシュラムの経営者から全幅の信頼を寄せられている。戒と光流に異様な執着を見せ、光流の能力を使いガルドで何らかの計画を実行しているようだが、その全貌は不明である。父親によって人工的に作られた能力者で、死者を蘇らせることが出来る。
- 光流=玖堂(ヒカル・クドウ)(声:望月久代/佐久間レイ(CD))
- 戒の妹。アシュラムの保護施設で過ごす。制御不能なほどの強大過ぎる能力の持ち主でそのせいで体を病んでおり、肉体の成長が9歳の頃から止まっている。他人に力や意識を振り分けるアポトーシス能力を持っている(現在、能力や意識の譲渡が確認されている人物は、戒・マキシム・喬の三人のみ)。戒と同様に、その人格形成には重大な秘密が隠されており、実際には戒の「妹」ではなく「姉」である。
- 神露(シンルー)=ベルヴェディア(声:渡辺明乃/菊池志穂(CD)/堀江由衣(OVA))
- アシュラムの能力者部隊の一員で、神龍とは双子の姉弟。感情をストレートに表現する情熱的な性格で、戒に好意を寄せている。ガルドからの帰還後、アシュラムに人格改変をされて凶暴的になり、過去のトラウマと相まって人の見分けがつかない程に精神を病んでしまう。"幻痛"の有効性に頼った神龍の捨て身の行動により、何とか回復する。
- 神龍(シェンロン)=ベルヴェディア(声:沢村真希/くまいもとこ(CD)/サエキトモ(OVA))
- アシュラムの能力者部隊の一員で、神露とは双子の姉弟。特殊触知能力(サイコメトリ)の持ち主。神露を守る、と心に決めており、彼女が戒に興味を示してからはとにかく彼の事が嫌いで何かとつっかかっており、(部分的に嫉妬しているところもある。)ガルドでの作戦中に戒を本気で殺そうとし、彼をアシュラムからの追放に追い込んだ。
- 神露の暴走をきっかけにアシュラムが能力者を使い人体実験を繰り返していることを知るが、神露を絶対に守ると誓った後、アシュラムに戻る。
- 瑠璃=久石(ルリ・ヒサイシ)(声:川澄綾子/佐久間レイ(CD))
- アシュラムの能力者部隊の一員だったが、戒と共に出発したガルドのゲリラ掃討作戦で死亡してしまう。以後、戒は彼女の死の遠因を作った自分を責め続けることになる。小説版ではかなりの重要人物。マキシムと(すぐ返り討ちにされるが)戦闘するシーンもある。
- 椿(ツバキ)(声:高木礼子)
- アシュラムの能力者部隊の一員。ゲリラ掃討作戦では神龍・クリスとメンバーだった。ギベリーニの戴冠式の警備としてガルドに赴いた時に戒と再会するも、喬によって殺害される。皮肉にもこの出来事が、本来の人格が出た事で人格の変化前と後で記憶が分かれていた戒の記憶を統合させる事となる。
- クリス(声:三浦祥朗)
- アシュラムの能力者部隊の一員。ゲリラ掃討作戦では神龍・椿とメンバーだった。能力者にしては楽観的な性格で、神龍にパシリに使われるなど、貧乏くじを引くことが多い。ギベリーニの戴冠式で神龍の腕章を取りに行った事で戒と再会するが、戒が生きていた事に驚いていた最中に肘鉄を食らって衣類を奪われる。神龍の笑顔を見ている、数少ない人物である。
- 衿宮(エリミヤ)(声:辻村真人)
- ガルドでゲリラを指揮していた人物。その正体は教会の最高権力者であるマルティヌス14世。アシュラムのクローン研究によって造り出された存在で、教会内部に送りこまれたが、両勢力から決別してゲリラを結成した。精神感能力者で未来を予知することができる。マリアの育ての親。マキシムらによって殺され、その脳はアシュラムに持ち込まれる。その後、明日香を通じてマリアに伝言を残すなど後々の戒達の行動へも影響を与える。
- マキシム=フェラー(声:飯田浩志)
- アシュラムに所属する特殊能力者。マリアが所属するゲリラに身分を隠して潜入、壊滅させる。他者の能力を吸収するドレイン能力の持ち主。そのドレイン能力で衿宮の所持していた精神感応力をコピーして使用している。光流から能力を受け継ぎ、戒の代わりとして開発されている。戒に自分の能力を与えた後に死ぬことを望むも、戦闘の直前に会った光流によって別の意識を植えつけられる。その後やってきた曳士に邪魔と告げられ、自らの生きる目的も見出し果したと判断し、自らの胸を貫き灰と散る。
- シェリー(声:中西裕美子)
- アシュラムの能力者。神龍同様、サイコメトリを持つ。女性のような格好と髪(かつら)、口調をしているが、れっきとした男性である。彼の父親はアルコール中毒だったために母親に殺され、その母親とともに各地を転々としていたところ母親が病にかかる。様々な医者を転々としたが、しばらく経ってアシュラムに保護される。その時部屋には複数の医者の死体と母親の死体があり、母親はその中の誰よりも先に亡くなっている。こういう「母親への愛」がシェリーの女装癖を引き起こしているとされるが、当人は「父を殺した母(女)が最強且つ恐怖の対象で、それに倣っている」と言っている。余談だが、神露のファーストキスの相手。また、神龍には男性だと言う事はばれていない。
- 喬(キョウ)(声:立花慎之介)
- 幼少の頃に住んでいた村で銃器による殺人事件を犯しアシュラムに引き取られた後に能力が開花する。能力は神龍と張り合えるほど強力で、ゲリラ程度の能力者なら一蹴できるほどである。非常にサディスティックな面が有り、人を傷つけることをいとわない。その一方、自分以上の能力を持つマキシムに対しては低姿勢。戒=久堂の捜索チームに所属するが、命令を無視して戒を殺そうとする。しかし、圧倒的な能力の差から敗北。後に再び相まみえるも惨敗し片腕を失う。その後、光流と接触し新たな腕と強大な力を手に入れるが、力を過信しマキシムに戦いを挑み敗北。その回復力から異形の姿となりアシュラムに捕われる。光流に誘導されガルドにて教会警護の能力者と戦い彼らを多数殺害するも、戒に敗れて灰となる。
- 和=直隅(ニキ・ナオズミ)(声:立木文彦)
- 曳士の命令の下で色々な仕事をする陸軍大尉。「オレは死んでも死なないが」という発言から曳士の能力の影響を受けていると思われる。評議会に出席する婦人が、能力者の身体をファッション感覚で切り貼りしているのを懸念し、能力者に対しての偏見はなく、むしろ擁護している節がある。
- 奎吾=浅倉(ケイゴ・アサクラ)(声:成田剣/長島雄一(CD))
- ガルドで町医者を営む男。酒が好物。かつてはアシュラムで能力者研究に従事していたが、人体実験に対する意見の違いからアシュラムを出る。その後、戒や明日香の能力を見たり、勇基に能力者に関しての知識を与えるなど物語の根本に大きく関わってくることとなる。アシュラムに対してはあくまで傍観でいようとしていたが、その願いもむなしくこれらの事件に巻き込まれていく事になる。響子=茅、曳士=鷺宮の父親とは因縁めいた関係。
- 一美=茅(ヒトミ・チガヤ)(声:水谷優子)
- 曳士=鷺宮の友人で彼に一方的にライバル心を燃やす。奎吾=浅倉を尊敬している。アシュラムの研究員だが能力者研究に従事していた訳ではなく、神龍と密かに会って彼の面倒を見る内に、叔母の響子のコネで後に能力者研究チームに入る。曳士と彼の父の研究の秘密に触れ、奎吾=浅倉にその詳細を伝える。その秘密に触れた際、助手に撃たれるものの何故か生きており、曳士の能力によるものではないかと疑っている。
- 響子=茅(キョウコ・チガヤ)(声:松井菜桜子)
- アシュラムの能力者研究チームのトップで、曳士の上司。一美は姪で、曳士の父と奎吾=浅倉はかつての同僚。非常に厳しい性格で、子供であっても容赦せず、能力者をモノのように扱っているが、どういった動機で曳士の行動を見守っているのかなどは謎が多い。光流がマキシムや戒の動向に大きく影響している事を理解している数少ない人物。
- 鷺宮
- 曳士の父。故人。浅倉や茅と並んでアシュラムの優秀なスタッフであったが、妊娠して間もない恵=葵が茅によってトップチームに参加した時に彼女を意識するようになり、ある事件がきっかけで辞職する恵を強姦し、光流を孕ませてしまった。しかし恵が子供に殺された事を確認すると、自分がほしいものは何一つとして得る事が出来ない事に失望したのか、手記を残して脳移植を繰り返していたアシュラムの会長に身体を提供し、事実上死亡している。彼にとって恵は、最初で最後の愛した人であった。
- 恵=玖堂(ケイ・クドウ)
- 戒と光流の母。旧姓は葵。元はアシュラムのスタッフで、妊娠を機に寿退社の予定であったが、茅のアシスタントしてトップチームに異動した時に、実験中の能力者が暴走する事件が起こり、能力を使って鷺宮・茅・浅倉を庇ったため、その責任を感じて退社より一ヶ月早く辞職する。その挨拶として鷺宮の部屋へ訪れた時に強姦を受け、元々いた子供に代わって光流を身篭ってしまう。後に本来の夫との間に戒を設けるが、奇しくも、光流か光流の能力をレセプトした戒によって殺害される。
- レオニード=モニオ(声:諏訪部順一/小杉十郎太(CD))
- ガルドで探偵業を営む男。勇基の仕事仲間で、ガルドの最大の秘密・カルヴァリオの秘蹟を狙って教会を嗅ぎ回る。その後、勇基にガルド地下の核発電施設を制御するパスワードを教えられ、そこから衿宮が組んだ教会監視用プログラム「魔導方陣(テクノラシート)」を発見する。更に戒との仕事中もう一つのパスワードを教えられ、アシュラムがここまで巨大な企業にのし上がった理由を調べようとする。
- サラ(声:桑島法子)
- ガルドで占い業を営むが、情報屋としての裏の顔も持つ勇基の仕事仲間。アシュラムに目を付けられていた勇基を眠らせてアシュラムに渡そうとしたが、睡眠薬を飲まされた事に気付いた勇基に殴られ、レオニードにそれについてグチをぶつけたりした。しかし勇基への仕打ちは反省していたようである。
- レミィ
- 同じくガルドで情報屋を営む勇基の仕事仲間。ゴーグルをいつも付けている。
- 陸生(リクミ)(声:三浦祥朗)
- ガルドで海運業を営む男で、勇基の仕事仲間。部下にバドがおり、船長(キャプテン)と呼ばせている。明日香のスリーサイズを視認で判別。
- バド(声:斎賀みつき)
- 見かけは幼いが、陸生が船長を務める船の船員。勇基の仕事仲間。陸生の影響か、下ネタの知識もしっかり持っている。
- ギベリーニ(声:谷口節/曽我部和恭(CD))
- 現司教で、ゲリラと結託するなど保身のために余念がない。教皇となり、権力を増すことで「世界の王」として君臨しようと画策していたが、曳士の策略や光流の能力によってその夢は潰える。
- ラファエル(声:福圓美里)
- 戒が教会で発見した能力者の子供で、他人の意識に介入出来る感応能力者(テレパシスト)。教会に能力者同士の賭け闘技の駒として利用されていた。後に、戒と勇基の手によって他の子供ともども孤児の施設に預けられ、能力を封印しての生活を送る。戒によくなついている。
- サマエル
- 教会で賭け闘技の駒として利用されていた子供で、最も高い能力を持っていた。しかし親友のラファエルを殺す事は出来ず、彼の肩目を抉り取って絶命する。戒と瓜二つであり、ラファエルが戒に懐くのはそのためであるのだが、彼、もしくは戒のクローンらしきものが培養されているのをガルドに赴いた神露が目撃しているため、ラファエルらと共に彼もまたそれに順ずるものである可能性がある。
- ガブリエル(声:今井由香)
- アンドリュー(声:日高のり子)
- アニエル(声:平松晶子)
- リック・ウェバー(声:鳥海浩輔)
- エドガー・ハンソン(声:三木眞一郎)
- ボル=カーナル
- アシュラム配下になったガルドの警察機構を新しく取り仕切る役目になった男。犯罪者に人間も能力者もない、というポリシーを貫いている。アシュラムの考えに賛同しているわけではなく、アシュラムからの引き戻しを覚悟してまでマリアを守ろうとアシュラムの能力者として警察に命令した戒を釈放し、彼がアシュラムに引き戻される事を阻止している。二度目に会った時も事件について話したりコーヒーをおごったり、少なからず信頼は置いているようである。名前はファンから募られた。
- グリズリー
- 戒とマリアが和解するきっかけとなる事件の舞台となった、アシュラムが経営する病院に入院している少年。「また人が殺される」と勇基に何度もメールを打ち、本事件の解決を依頼した。人相が悪い上に声を出す事が出来ないため、入院する子供達の親玉のような存在となり、彼らとともにいたずらしているうちに看護婦達からも目を付けられていた。しかし妊婦達には彼の本心が理解されていたようで、マリアも彼の優しさを理解している。マリアに心底惚れてしまった。
- メリック
- 戒・勇基が十二企業の一つであるクローフから運び屋の仕事の依頼を受けた際に襲撃した能力者の男。クローフの違法な能力者研究の実験体であり、生物の遺伝子を植えつけられ、皮膚が装甲のように固い。最初からクローフが戒・勇基ごとエイオスを処分しようとしていたことを知っているので彼らを助けようとしていた。戒らが運んでいた荷物が彼の妻のエイオスと知って和解する。戒に、アシュラムがガルド調印に乗り込んでくる事を伝える。
- エイオス
- 戒・勇基が十二企業の一つであるクローフから運び屋の仕事の依頼を受けた際の、その荷物の正体。クローフが秘密裏に研究していた能力者の実験体であり、メリックとは夫妻。メリックとの誤解が解けた事により、勇基によって彼らの仲間の下へ無事に引き渡される。
- ドレイク(声:目黒光祐)
- バルク(声:川津泰彦)
- ゲリラの幹部で能力者。ゲリラの本部で、衿宮の遺書を勇基に、脳をマリアに渡し、核発電施設管理コンピュータ制御のためのパスワードを伝えた後、喬達との戦闘により死亡。能力を使う際の詠唱を「気休め」と称する考え方に、勇基は好感を抱く。
- テオ(声:中村悠一)
- アーネスト=カーリッジ
- 勇基と明日香の出会いを描いた特別編「夕日のCarillon」「昔日のCarillon」に登場するキャラクター。勇基が幼い頃世話になっていた教会の牧師で、アルバイトをしながら孤児の世話を務める献身的な人物。幼い勇基は何処か掴み切れない態度を取られていたが、ある種の憧れも抱いていた。アルバイトの作業中の事故により死去。